2007年05月17日
未来から来たホームラン王
雨が強く降ったかと思えば、ものすごい晴天になってもう降らないなと思ってハードコートの水捌けをやっていたらまたまた雨。しかもバケツをひっくり返したような豪雨というとんでもなく迷惑な天気です。
いまはまたとてもよく晴れ間が広がっていますね。またコートの水捌けにいかなくてはならないけど、まさかまた終わったころに降ってこないかと疑心暗鬼になっちゃいます。
そんななかでかなり昔に、雨で濡れたコートで練習を続けていてちょっとした発見をしたことを思い出しました。それはジュニアの高校生のレッスンだったんですが、練習の途中で雨が降り出してきましたがオムニコートだったので危険はないと判断して練習を続行しました。
しかし、ボールが水を含んできて打つ度に水しぶきが飛ぶんです。それを面白がってジュニアの子たちは誰が一番水しぶきの飛び方が凄いかを競い始めました。
すると、普段はフカシ魔と呼ばれ軟式から転校して間もない高一の男子が打つときが一番すごいということになりました。その頃はまだイースタングリップが主流で軟式と硬式のフォアハンドの打ち方にはかなりの隔たりがありました。
だから、そのK太という子に対しても僕は「お前、もう少し硬式らしい打ち方に変えた方がいいんじゃないか」なんて言っていました。
でも、そのときのK太が放つ水しぶきは他の子供達に較べて群を抜いていました。それをみたときに僕は、(これだけ水しぶきが飛ぶと言うことはそれだけボールに厚く当たっていてパワーロスが他の子に較べてとても少ないということだな)と思いました。
その次の練習からは、それまでK太の打ち方をもう少し肩の回転を抑えさせたり、手首を使わないようにさせていたのをそのままにさせてみました。
K太は相変わらずものすごいホームランをぶっ放して、あだ名は大リーグのホームラン王ハンク・アーロンをもじってハンタと呼ばれはじめました。
やっぱり、直すべきかなと思い始めた1ヶ月後くらいからポイントをかけた打ち合いをさせるとハンタはけっこう勝つようになったのです。大抵はフォアハンドのノータッチエースを逆クロスに決めてです。
これはもしかしたらなかなかいけるかも知れないと感じました。そしてその後に僕のクラスから上のクラスにどんどん上がっていったハンタは1年後にはトーナメントクラスに入り、スクール内でもナンバー3くらいの実力を身につけました。
あの雨のなかの練習でK太がみせた強烈な水しぶきがなかったら、僕はたぶん強引に彼の打ち方を変えさせていたと思います。そして安定性は良くなったでしょうが、あの破壊力のあるショットは打てなくなっていたでしょう。
あれからもう20年近くが過ぎたいま、気がつくとあのハンタの個性的だった打ち方がフォアハンドの主流になっています。もしかしたら、あいつはタイムマシンに乗ってやってきた未来人だったのかも知れません。
だってボルグやコナーズが活躍するあの頃に、奴のフォアハンドストロークのフィニッシュはしっかりとパームアウトしていたのですから!

いまはまたとてもよく晴れ間が広がっていますね。またコートの水捌けにいかなくてはならないけど、まさかまた終わったころに降ってこないかと疑心暗鬼になっちゃいます。
そんななかでかなり昔に、雨で濡れたコートで練習を続けていてちょっとした発見をしたことを思い出しました。それはジュニアの高校生のレッスンだったんですが、練習の途中で雨が降り出してきましたがオムニコートだったので危険はないと判断して練習を続行しました。
しかし、ボールが水を含んできて打つ度に水しぶきが飛ぶんです。それを面白がってジュニアの子たちは誰が一番水しぶきの飛び方が凄いかを競い始めました。
すると、普段はフカシ魔と呼ばれ軟式から転校して間もない高一の男子が打つときが一番すごいということになりました。その頃はまだイースタングリップが主流で軟式と硬式のフォアハンドの打ち方にはかなりの隔たりがありました。
だから、そのK太という子に対しても僕は「お前、もう少し硬式らしい打ち方に変えた方がいいんじゃないか」なんて言っていました。
でも、そのときのK太が放つ水しぶきは他の子供達に較べて群を抜いていました。それをみたときに僕は、(これだけ水しぶきが飛ぶと言うことはそれだけボールに厚く当たっていてパワーロスが他の子に較べてとても少ないということだな)と思いました。
その次の練習からは、それまでK太の打ち方をもう少し肩の回転を抑えさせたり、手首を使わないようにさせていたのをそのままにさせてみました。
K太は相変わらずものすごいホームランをぶっ放して、あだ名は大リーグのホームラン王ハンク・アーロンをもじってハンタと呼ばれはじめました。
やっぱり、直すべきかなと思い始めた1ヶ月後くらいからポイントをかけた打ち合いをさせるとハンタはけっこう勝つようになったのです。大抵はフォアハンドのノータッチエースを逆クロスに決めてです。

これはもしかしたらなかなかいけるかも知れないと感じました。そしてその後に僕のクラスから上のクラスにどんどん上がっていったハンタは1年後にはトーナメントクラスに入り、スクール内でもナンバー3くらいの実力を身につけました。
あの雨のなかの練習でK太がみせた強烈な水しぶきがなかったら、僕はたぶん強引に彼の打ち方を変えさせていたと思います。そして安定性は良くなったでしょうが、あの破壊力のあるショットは打てなくなっていたでしょう。

あれからもう20年近くが過ぎたいま、気がつくとあのハンタの個性的だった打ち方がフォアハンドの主流になっています。もしかしたら、あいつはタイムマシンに乗ってやってきた未来人だったのかも知れません。

だってボルグやコナーズが活躍するあの頃に、奴のフォアハンドストロークのフィニッシュはしっかりとパームアウトしていたのですから!

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