2006年07月31日
思い出の公認指導員試験は苦い味!
ついに梅雨が明けたようですね、土日はレッスンがびっしりで二日続けて暑いと少々バテ気味でなんだかさっきまで頭痛がしてました。でも焼肉を食べに行って生ビールを飲んだら治りました。飲めない人には申し訳ないですが、ビールはテニスコーチの必需品ではないでしょうか?
真夏のこの過酷な仕事を終えて、ビールを飲まなかったら何も食事が喉を通らないと思いますよ。ほんとにビール、(最近はもっぱら発泡酒ですけが)のおかげで長いこと夏の暑さにも負けずにやってこられたなと言う思いがします。これからが夏本番らしいですからテニスコーチ同士の皆様、そして真夏も負けずにプレイされる元気なみなさまビール飲んで頑張って乗り切りましょうね。でも今日の話しはそんなビールと酒好きな僕の大失敗の話しです。
では、テニスコーチ修行日記にいきます。テニスコーチとして2年くらい経験を積んだ頃に、ヘッドコーチからテニス協会の公認指導員資格を受けてみたらどうかと言われました。2級と1級があったんですが、もちろんいきなり1級は受けられないので2級指導員試験を受けることにしました。
本試験の前に地域選考会があって東京テニス協会主催で高井戸あたりでまずその選考会を受けました。本試験とほぼ同じ内容の実技試験で、グラウンドストローク、ボレー、スマッシュ、サービス、それにボール出しもあったと思います。
毎日テニスをしているので何も問題なくテストをパスしてそれからしばらして本試験を受けに山梨県まで行きました。1日目はテニス理論と何か講義を室内で半日くらい受けました。そして宿舎はその近くの旅館かホテルだったと思いますがそこへ夜に戻りました
そこで同じように試験を受けに来ているテニスコーチの方と知り合い、夕食後に集まって軽く一杯やりましょうということなったのです。これからコーチの資格試験を受けに来ている仲間同士、普段はいろいろと苦労も多いテニスコーチ同士ということもありものすごく話しが弾みました。
軽く一杯のつもりが5杯も6杯も飲んでしまい、明日の実技試験であまりにも調子が悪いと落とされちゃうよなんて冗談を言いながら名残惜しいけれどそろそろお開きにとなりました。しかし、誰かがカーテンをあけて窓の外を見るとびっくりしました。外は一面もう真っ白な雪景色なのです。
そのメンバーのなかで一番に楽しそうにしていた彼女同伴
の年長者が「これはラッキーだよ、明日の実技試験はないからもっと飲んじゃって大丈夫だよ」といいます。別の人が「でも実技試験やらないとなると試験が延期ということですかね」と聞きました。「いや、どこかのインドアコートを借りてやるだろうね」と言い、「でもインドアは狭くてとても全員を審査はできないから、東京の選考会を通っている人たちは免除だね」と言うのです。
さらに「前に先輩のコーチが関西で受けたときにも雨でインドアに変更になったときに大阪テニス協会の選考会通過者は実技免除だったと言っていたよ」とまで言うので僕らはすっかり信用して「じゃあ、もうこのまま朝まで飲んじゃいましょうか」っていいながらほんとに朝まで飲みまくりました。
ほんの30分くらい眠ったところで、ズキズキする頭と吐き気でむかつく胃を押さえながら一応は会場へ向かいました。やはり実技試験はインドアコートに変更になり、そこへ集まることになりました。でも僕らは東京での選考会通過者だから免除になるんだからわざわざ行かなくても良いのに面倒だなと勝手なことを思いつつ、向かいました。
そして会場に行ってみると、インドアはエアドームテント型でコートは2面のみでした。これはもう我々は見学かなにか手伝いでもして帰れるなと思いました。なにせ、受験者は100名前後はいたと思います。その全員を2面のその場所で審査するのは無理だろうと思ったのですが・・・、やる羽目になりました。
通常よりもボールを打つ数も回数も減らして、そしてものすごいハイテンポで実技試験はおこなわれました。つまりまったくミスが許されずにほぼすべてのショットを一発勝負という感じで判定されるのです。緊張しやすいタイプの人や、調子を上げるのに少し時間が掛かるような人はまるでダメでした。
例えば、ネットプレーではアプローチショットを打ってフォア、バックでボレーしてスマッシュ&ジャンピングスマッシュという感じで一発ですべて決めないとダメ、って感じです。
そんな通常でも時間かけてアップして、何度か練習してからでないとダメなのに、練習ほとんど無しでいきなり一発勝負なんてさせられても難しい。しかも飲み過ぎていて、体調は点滴治療が必要かも?ってくらい悪いのです。もう棄権しようかと思いましたが、ここまでわざわざ来たんだからやるだけやってみようとチャレンジしました!
結果は・・・、そのようなひどいコンディッションだったので自分ではまったく記憶がないのです。でもそのときに見ていた別のスクールのコーチと後日後に試合で会い、その彼の話を聞いたところによると。ストロークではフォアハンドを打ったうちのまともに決められたところに飛んだのは確か1球だけ、バックはそもそもネットを越えたのが2球だけ、それも深く打つべきところを二つともへろへろドロップショット気味
。
ネットプレイに至っては聞かない方が良いかもと前置きされて、アプローチショットを打ったときに足がもつれて転びそうになり、ボレーはフォアを思い切りガシャッてネット、バックはフレームショットして自打球を顔面直撃しそうになったが辛くも免れ、スマッシュの一球目はグラファイトのスロートブリッジ部分で打ち返し、2球目のジャンピングスマッシュは先端フレームショットでウルトラバックスピンが掛かりながら反対側コートにいた審査部長めがけて飛んでいきあわや直撃寸前だったがなんとかセーフ
。
そしてその試合を終えて帰ってきたら、テニス協会から通知が来ていました。終わったときに風邪ひいて熱があったんですと審査部長ら関係者に言い訳してきたのと、東京選考会はパスしているからもしかしたらという思いで開封してみると・・・「不合格」いやこんな色で書かれていたわけではないですがそんな印象でしたね。
会社のお金で出張扱いにしてもらって受験料も出してもらったので報告しないわけにいかず、ヘッドコーチと校長に伝えました。すると「えっ、公認指導員て落ちることあるのか?」とあきれられました。
いろいろと酒を飲み過ぎて失敗している僕ですが、あの時の二日酔いほど気持ち悪くていまだに思い出すとほんとに苦いものがこみ上げることは他にはないです
。
真夏のこの過酷な仕事を終えて、ビールを飲まなかったら何も食事が喉を通らないと思いますよ。ほんとにビール、(最近はもっぱら発泡酒ですけが)のおかげで長いこと夏の暑さにも負けずにやってこられたなと言う思いがします。これからが夏本番らしいですからテニスコーチ同士の皆様、そして真夏も負けずにプレイされる元気なみなさまビール飲んで頑張って乗り切りましょうね。でも今日の話しはそんなビールと酒好きな僕の大失敗の話しです。
では、テニスコーチ修行日記にいきます。テニスコーチとして2年くらい経験を積んだ頃に、ヘッドコーチからテニス協会の公認指導員資格を受けてみたらどうかと言われました。2級と1級があったんですが、もちろんいきなり1級は受けられないので2級指導員試験を受けることにしました。
本試験の前に地域選考会があって東京テニス協会主催で高井戸あたりでまずその選考会を受けました。本試験とほぼ同じ内容の実技試験で、グラウンドストローク、ボレー、スマッシュ、サービス、それにボール出しもあったと思います。
毎日テニスをしているので何も問題なくテストをパスしてそれからしばらして本試験を受けに山梨県まで行きました。1日目はテニス理論と何か講義を室内で半日くらい受けました。そして宿舎はその近くの旅館かホテルだったと思いますがそこへ夜に戻りました
そこで同じように試験を受けに来ているテニスコーチの方と知り合い、夕食後に集まって軽く一杯やりましょうということなったのです。これからコーチの資格試験を受けに来ている仲間同士、普段はいろいろと苦労も多いテニスコーチ同士ということもありものすごく話しが弾みました。
軽く一杯のつもりが5杯も6杯も飲んでしまい、明日の実技試験であまりにも調子が悪いと落とされちゃうよなんて冗談を言いながら名残惜しいけれどそろそろお開きにとなりました。しかし、誰かがカーテンをあけて窓の外を見るとびっくりしました。外は一面もう真っ白な雪景色なのです。
そのメンバーのなかで一番に楽しそうにしていた彼女同伴
の年長者が「これはラッキーだよ、明日の実技試験はないからもっと飲んじゃって大丈夫だよ」といいます。別の人が「でも実技試験やらないとなると試験が延期ということですかね」と聞きました。「いや、どこかのインドアコートを借りてやるだろうね」と言い、「でもインドアは狭くてとても全員を審査はできないから、東京の選考会を通っている人たちは免除だね」と言うのです。
さらに「前に先輩のコーチが関西で受けたときにも雨でインドアに変更になったときに大阪テニス協会の選考会通過者は実技免除だったと言っていたよ」とまで言うので僕らはすっかり信用して「じゃあ、もうこのまま朝まで飲んじゃいましょうか」っていいながらほんとに朝まで飲みまくりました。
ほんの30分くらい眠ったところで、ズキズキする頭と吐き気でむかつく胃を押さえながら一応は会場へ向かいました。やはり実技試験はインドアコートに変更になり、そこへ集まることになりました。でも僕らは東京での選考会通過者だから免除になるんだからわざわざ行かなくても良いのに面倒だなと勝手なことを思いつつ、向かいました。
そして会場に行ってみると、インドアはエアドームテント型でコートは2面のみでした。これはもう我々は見学かなにか手伝いでもして帰れるなと思いました。なにせ、受験者は100名前後はいたと思います。その全員を2面のその場所で審査するのは無理だろうと思ったのですが・・・、やる羽目になりました。
通常よりもボールを打つ数も回数も減らして、そしてものすごいハイテンポで実技試験はおこなわれました。つまりまったくミスが許されずにほぼすべてのショットを一発勝負という感じで判定されるのです。緊張しやすいタイプの人や、調子を上げるのに少し時間が掛かるような人はまるでダメでした。
例えば、ネットプレーではアプローチショットを打ってフォア、バックでボレーしてスマッシュ&ジャンピングスマッシュという感じで一発ですべて決めないとダメ、って感じです。
そんな通常でも時間かけてアップして、何度か練習してからでないとダメなのに、練習ほとんど無しでいきなり一発勝負なんてさせられても難しい。しかも飲み過ぎていて、体調は点滴治療が必要かも?ってくらい悪いのです。もう棄権しようかと思いましたが、ここまでわざわざ来たんだからやるだけやってみようとチャレンジしました!
結果は・・・、そのようなひどいコンディッションだったので自分ではまったく記憶がないのです。でもそのときに見ていた別のスクールのコーチと後日後に試合で会い、その彼の話を聞いたところによると。ストロークではフォアハンドを打ったうちのまともに決められたところに飛んだのは確か1球だけ、バックはそもそもネットを越えたのが2球だけ、それも深く打つべきところを二つともへろへろドロップショット気味

ネットプレイに至っては聞かない方が良いかもと前置きされて、アプローチショットを打ったときに足がもつれて転びそうになり、ボレーはフォアを思い切りガシャッてネット、バックはフレームショットして自打球を顔面直撃しそうになったが辛くも免れ、スマッシュの一球目はグラファイトのスロートブリッジ部分で打ち返し、2球目のジャンピングスマッシュは先端フレームショットでウルトラバックスピンが掛かりながら反対側コートにいた審査部長めがけて飛んでいきあわや直撃寸前だったがなんとかセーフ

そしてその試合を終えて帰ってきたら、テニス協会から通知が来ていました。終わったときに風邪ひいて熱があったんですと審査部長ら関係者に言い訳してきたのと、東京選考会はパスしているからもしかしたらという思いで開封してみると・・・「不合格」いやこんな色で書かれていたわけではないですがそんな印象でしたね。
会社のお金で出張扱いにしてもらって受験料も出してもらったので報告しないわけにいかず、ヘッドコーチと校長に伝えました。すると「えっ、公認指導員て落ちることあるのか?」とあきれられました。
いろいろと酒を飲み過ぎて失敗している僕ですが、あの時の二日酔いほど気持ち悪くていまだに思い出すとほんとに苦いものがこみ上げることは他にはないです

コメント
この記事へのコメントはありません。