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徒然球 スポーツカメラマン志望でテニスの写真を撮りたくて行ったテニススクールでたまたまバイトすることになり、そのまま楽しくテニスコーチを続けてしまい気づいたらもう20年以上が過ぎていた。そんな長いようであっと言う間のテニスコーチ生活の回想録や日頃の出来事や思ったことなどを徒然なるままに書き連ねてみようと思います。どうぞよろしく!

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上達したいなら筋肉を鍛えよう!

 たまにはこのブログらしく、そしてテニスコーチらしくテニスの技術アドバイスでもさせていただきますね。

 このブログにもいろいろと、何々のショットが打てないとか苦手だとか悩みを訴えている方が多くいてそう言うのを読んでいて考えました。

 できない原因や理由はいくつかあるでしょうが、僕の経験からアドバイスをさせていただくとそういう場合は50%くらい、つまり半分のケースが握り方を改善することと筋力をアップさせることで解決できると思います。

 逆に言えば、間違っていたりもしくは相応しくない握り方
をしているとどんなに時間をかけて何度も練習してもなかなか上達しにくいと思います。例えば両手打ちのバックハンドでそのときの右手のグリップはフォアハンドのセミウエスタンの方がフェデラーのような片手打ちをしたいと決意して、右手の片手打ちをそのまま練習してもボールはホームランばかりでしょう。

 ゴルフをやる方ならよくわかると思いますが、テニスで握り方を変えると言うことはその時に必要なショットを打つのに適したゴルフクラブを変えていくのに等しいと思います。
できるだけ遠くに力強く打つ時のドライバーがセミウエスタンもしくはウエスタングリップだとしたら、微妙なタッチで打つパッティングのパターは繊細なドロップショットを生むコンチネンタルグリップというようなものだと思います。

 コーチのなかにはノーグリップ、ノーフォームという方もいらしてそれにはそれなりの理由があるのでしょうが、そう言う方はいままでに見てきた限りではほぼ天才的な人ばかりです。ようするに器用で才能があるから、どんなグリップだろうと何でも打ててしまい一つのグリップで打てるならばそれに越したことはありませんからそう言う意見になるのだと思います。

まあ、いろいろと意見はあるでしょうが僕は普通の運動能力でそんなに器用ではありませんからグリップは使い分けないといろいろなショットは打てません。

 そして筋力についてですが、すべてのショットは筋肉によって生み出されることは絶対の事実です。だからこそスポーツ界にはより強力な筋力を何とかして手に入れようとしてドーピングする人もいるわけです。筋力とは無縁じゃないかと思われる天才的なタッチで伝説的なプレイヤー、ジョン・マッケンローでさえドーピングしていたと元妻テータム・オニールが後に暴露したことでもわかります。

 テニスのショットはどれも難しいものばかりですが、なかでも片手打ちバックハンドとツイストサービスなどは特に難しいものです。そして僕がいままでにマンツーマンのプライベートレッスンでリクエストされる課題として多いもののひとつです。

 そしてそう言う相談やアドバイスを求める方たちはすでに何年もその練習をしてきたにも関わらず、それができないためについに高い料金のレッスンまで受ける決意をした方です。

 経験の浅い頃はなんとか高い料金に報いるために必死でわずかな時間で成果を上げようと必死でした。でも今はまずグリップをチェックしてそれが相応しくなければ改善してもらいます。でも初めからグリップは相応しいというときと、グリップを変えて何度も打ってみてもまったく改善の兆しなしの場合はそのレッスン時間ではほとんど成果を見ることは無理と判断できます。

 なぜならばそういう方にはそれらの難しいショットを打つための筋力が不足しているからだと思うからです。体全体の筋肉をバランス良く順序とタイミング良く動かす必要があるのに、腕の筋肉だけが発達していて、足腰や腹筋、背筋が弱い場合などは上手くいきにくいのです。

 筋肉を鍛えずに上手く良いショットが打てるならば、プロ資格や出場資格剥奪のリスクを犯してまで誰もドーピングなどしやしません。良いショットを打つためには世界ランキング100位以内というテニス界のエリート達ですら必死で筋トレをしているのです。

 またまた長くなってしまいましたが、なかなか上手くならないと悩んでいる方で筋トレをあまりしていないならばぜひ一度、試してみてください。どこを鍛えれば良いかは知識のあるコーチに相談するか、書店に行けばそういうスポーツ別の筋トレ方法について書かれたものがいくつかあります。

 梅雨が長引いてなかなかコートで練習できない今こそ、筋力を鍛える良いチャンスですよ。最低でも3ヶ月はやってみましょう、絶対にあなたのテニスが変わりますから。

 せっかくテニスというスポーツをしているならば自分というマシン自体を自らチューニングしてみましょう。ラケットに鉛テープを貼ったり、ポリエステルストリングを使うならばそれに見合った肉体のバージョンアップが必ず欠かせません。

 筋肉を鍛え直してテニスに取り組むと本当に楽しいですよ。なんだかこれで自分も一人前のスポーツアスリートだなって気分になれますから。
日記 | 投稿者 coach365 00:14 | コメント(0)| トラックバック(0)
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