2006年09月28日
テニススクールでは喜怒哀楽をはっきりしてね!
長いことテニスコーチをしているとたくさんの人々に出会います。他にも多くの人々と接する仕事はあるでしょうが、テニスコートでボールを打ったり走り回ったりする、素顔の一面をみられるのは我々だけではないでしょうか?
会社や役所ではかなりのお偉いさんで、少し堅くて恐い表情の方でもテニスコートに来てボールを打つうちにリラックスして楽しそうな笑顔になります。そして僕はレッスンしていて最後までまるで笑顔を見せないような方が、いちばん苦手です。
でもどんなに無表情や恐い顔した方でも、何かのきっかけで思いがけず笑顔を見せてくれることが必ずあります。そして一度でもそういう素晴らしい笑顔を見せてくれたならば、それからしばらくはまた元の恐い顔に戻っても大丈夫です。「よし、またテニスの楽しさを思い切り味わってもらって笑顔をみせてもらうぞ」という気になります。
高齢者の方で軽い認知症が始まっているような場合、ほんとにこちらが泣きたくなるほど無表情で無反応なことがあります。しかし、そのような方でもなんとかテニスを楽しんでもらおうと努力すると、それが伝わって少しずつ笑顔をみせてくれるようになることも最近わかりました。
しかし、その一方では低学年のジュニアの頃はとても明るくて素直だった子が、思春期を迎えるとまるで別人のように無表情で愛想も何もなくなってしまうことがよくあります。
そして、そういう子の笑顔を取り戻す方が認知症の高齢者の場合よりも難しかったりするのです。
最近、中高生の無軌道な行動が目立ちます。そしてそんな子供達に共通しているのはなぜか「以前は明るくて素直で良い子だった」と言うものです。もしかしたら、子供の頃に大人に気に入られような好ましい態度は元々つくられたものだったのかも知れません。何らかの理由でそういう風にしないと無事に暮らせないような事情があったのかも知れないのです。
親が過度に厳しすぎたり、冷酷で無表情な態度で子供に接しているから子供は何とかして優しくしてもらいたくて精一杯の笑顔と愛想の良さを身につける。それがやがて親の保護を必要としない年齢になると一変してしまう。そしてそれまで一生懸命に作り笑いや愛想良くしてきた反動でその逆の行動に突き進む。
幼い子供って本来は警戒心が強くてあまり社交性などは持ち合わせていないのが当たり前です。だから普通の子供達は徐々にうち解けていくようになり、思春期になるとかなり大人としての社会性のある友好的な態度で人と接するようになるものです。
まあ、だけど人間にはいろいろとありますからね。なかにはほんとに子供の時からずっと社交性抜群の子もいればその逆もいます。テニスコーチとしては社交性のある人の方が大人でも子供でも教えやすいし、一生懸命に面倒を見てあげようという気になるのは間違いないですね。認知症の高齢者は仕方ありませんが、そうでない方でニコリともしないような方には正直な気持ちとして「あんた!なんでテニススクールに入ったんだ?人間ならばもう少し喜怒哀楽をはっきりしろ!」と言いたいところです
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会社や役所ではかなりのお偉いさんで、少し堅くて恐い表情の方でもテニスコートに来てボールを打つうちにリラックスして楽しそうな笑顔になります。そして僕はレッスンしていて最後までまるで笑顔を見せないような方が、いちばん苦手です。
でもどんなに無表情や恐い顔した方でも、何かのきっかけで思いがけず笑顔を見せてくれることが必ずあります。そして一度でもそういう素晴らしい笑顔を見せてくれたならば、それからしばらくはまた元の恐い顔に戻っても大丈夫です。「よし、またテニスの楽しさを思い切り味わってもらって笑顔をみせてもらうぞ」という気になります。
高齢者の方で軽い認知症が始まっているような場合、ほんとにこちらが泣きたくなるほど無表情で無反応なことがあります。しかし、そのような方でもなんとかテニスを楽しんでもらおうと努力すると、それが伝わって少しずつ笑顔をみせてくれるようになることも最近わかりました。
しかし、その一方では低学年のジュニアの頃はとても明るくて素直だった子が、思春期を迎えるとまるで別人のように無表情で愛想も何もなくなってしまうことがよくあります。
そして、そういう子の笑顔を取り戻す方が認知症の高齢者の場合よりも難しかったりするのです。
最近、中高生の無軌道な行動が目立ちます。そしてそんな子供達に共通しているのはなぜか「以前は明るくて素直で良い子だった」と言うものです。もしかしたら、子供の頃に大人に気に入られような好ましい態度は元々つくられたものだったのかも知れません。何らかの理由でそういう風にしないと無事に暮らせないような事情があったのかも知れないのです。
親が過度に厳しすぎたり、冷酷で無表情な態度で子供に接しているから子供は何とかして優しくしてもらいたくて精一杯の笑顔と愛想の良さを身につける。それがやがて親の保護を必要としない年齢になると一変してしまう。そしてそれまで一生懸命に作り笑いや愛想良くしてきた反動でその逆の行動に突き進む。
幼い子供って本来は警戒心が強くてあまり社交性などは持ち合わせていないのが当たり前です。だから普通の子供達は徐々にうち解けていくようになり、思春期になるとかなり大人としての社会性のある友好的な態度で人と接するようになるものです。
まあ、だけど人間にはいろいろとありますからね。なかにはほんとに子供の時からずっと社交性抜群の子もいればその逆もいます。テニスコーチとしては社交性のある人の方が大人でも子供でも教えやすいし、一生懸命に面倒を見てあげようという気になるのは間違いないですね。認知症の高齢者は仕方ありませんが、そうでない方でニコリともしないような方には正直な気持ちとして「あんた!なんでテニススクールに入ったんだ?人間ならばもう少し喜怒哀楽をはっきりしろ!」と言いたいところです
