2006年09月01日
クマゴローは超有名作家?
涼しくなってきたので調子よく書いていたけど、昨日はさぼっちゃいました。遅くまでレッスンがあってそのあとはデートして夜遅くまで遊んでしまったからです。そして1セットマッチこなしただけでぐったりして寝込んでしまいました。えっ、そんな夜中にテニスするからだろって?違いますよテニスじゃありません、○ニスは使いましたけどね。
さて、コーチ修行日記です。僕の所属していた会社がいくつかテニススクールをやっていたのですが、なかにはテニスクラブもやっていたところがありました。今日の話しはそのテニスクラブに少しのあいだ配属されていたときのことです。
郊外にあるそのテニスクラブは、まわりにはまだ畑ばかりで少し離れたところに団地がありその他には住宅がまばらにあるだけでした。はじめてそこに行かされたときに「なんでこんな田舎のテニスクラブで働かされるんだ」と少し憤りを感じるほどでした。
しかし、「住めば都(みやこ)」ならぬ「勤めれば都」という感じで少しなれてくるとなかなか快適なところでした。
だってそんなへんぴなところにあるクラブなのであまり会員も多くなくてコートはいつも空いていて練習し放題。
それに数少ない会員さんたちやスクール生のなかにはその頃、話題になっていた「金曜日の妻たち」という新興住宅地を舞台にした不倫ドラマの主人公さながらのキレイな若奥様たちが何人かいましたから。
午前中はそんな若妻達のためにスクールレッスンをして、午後はやはりもう少し年増の人妻会員さんたちとダブルスゲームの相手をして過ごし、夕方まではコーチ同士で思い切り練習するというもう夢のようなテニス三昧暮らしです。
そんなある日、平日午後のクラブ会員さん相手の時間に数少ないオジサンがやってきました。プチ肥満気味で特にお顔がふくらみ気味で僕は密かにクマゴローというあだ名をすぐにつけて差し上げました。
そのクマゴローさんが新顔コーチの僕を指名して30分ばかりヒッティングパートナーをしてくれといいました。コートに出て彼と1対1で打ち合いました。熊っぽい体つきのわりにはなかなか良く動いて良いボールを打ち返して、ときには浅い僕のボールを打ち込んできてエースを取ったりもします。
僕は「へー、見かけのわりにはなかなかやるなこのクマゴロー」などと思っていました。そしてそのあとに女性の会員が二人やってきてミックスダブルスをやりました。するとその熊さんは組んだ相手の女性にやたらにくだくだとアドバイスしています。かなりテニスに関してはうるさそうで、マニアックな人のようでした。
僕は一応はコーチなのであまり派手に打ってはいけないことになっていましたので、控えめにプレーしていました。しかし、そのクマゴローさんが「○○ちゃん(思いっきり間違えてました)、本気でやってよ本気で」と言うのです。
ようし、それならばちょっとばかり頑張ってみましょうと本気になって打ち始めました。すると初めは「そうだよ、そのくらい打ってくれないとつまんないよ」なんて言ってニコニコしていた熊ちゃんでしたが、やがて顔つきが変わってきました。そして彼がサービスを打ってネットに走りファーストボレーを気持ちよく打ち、さらに前に詰めたその頭上へトップスピンロブをお見舞いしたとき熊さんの顔から血の気が引いてしまいました。
そして僕たちが勝って終わったあとに、ネット際で握手した際にちょっと恐い顔して睨みながら
「○○ちゃん(また間違ってる)、シングルハンドのバックハンドでトップスピンロブなんてやるじゃん」と言ってくれたのでほっとしました。
そのあとしばらくしてから、そのクマゴローさんが有名な作家であることを知りました。僕もそのころちょうど読んでいた「○○○ボーイの○○」というやたらにオ○ン○ということばが頻出する本の著者だったのです。それとその頃はかなりテニスに夢中だったようでいろいろと他にもテニスに関する記事やテレビ出演などもあり驚きました。
あのクマゴローさんがあの超有名な作家先生だったとは!
。でも確かにそういえばまわりの人たちはみんな彼のことをリュウさんと呼んでいて、なにやらVIP待遇だったなと思いました。
だけど、ぼくにはどうみても「限りなく肥満に近いブリュウ」にしか見えなかったけどな
。
さて、コーチ修行日記です。僕の所属していた会社がいくつかテニススクールをやっていたのですが、なかにはテニスクラブもやっていたところがありました。今日の話しはそのテニスクラブに少しのあいだ配属されていたときのことです。
郊外にあるそのテニスクラブは、まわりにはまだ畑ばかりで少し離れたところに団地がありその他には住宅がまばらにあるだけでした。はじめてそこに行かされたときに「なんでこんな田舎のテニスクラブで働かされるんだ」と少し憤りを感じるほどでした。
しかし、「住めば都(みやこ)」ならぬ「勤めれば都」という感じで少しなれてくるとなかなか快適なところでした。
だってそんなへんぴなところにあるクラブなのであまり会員も多くなくてコートはいつも空いていて練習し放題。
それに数少ない会員さんたちやスクール生のなかにはその頃、話題になっていた「金曜日の妻たち」という新興住宅地を舞台にした不倫ドラマの主人公さながらのキレイな若奥様たちが何人かいましたから。
午前中はそんな若妻達のためにスクールレッスンをして、午後はやはりもう少し年増の人妻会員さんたちとダブルスゲームの相手をして過ごし、夕方まではコーチ同士で思い切り練習するというもう夢のようなテニス三昧暮らしです。
そんなある日、平日午後のクラブ会員さん相手の時間に数少ないオジサンがやってきました。プチ肥満気味で特にお顔がふくらみ気味で僕は密かにクマゴローというあだ名をすぐにつけて差し上げました。
そのクマゴローさんが新顔コーチの僕を指名して30分ばかりヒッティングパートナーをしてくれといいました。コートに出て彼と1対1で打ち合いました。熊っぽい体つきのわりにはなかなか良く動いて良いボールを打ち返して、ときには浅い僕のボールを打ち込んできてエースを取ったりもします。
僕は「へー、見かけのわりにはなかなかやるなこのクマゴロー」などと思っていました。そしてそのあとに女性の会員が二人やってきてミックスダブルスをやりました。するとその熊さんは組んだ相手の女性にやたらにくだくだとアドバイスしています。かなりテニスに関してはうるさそうで、マニアックな人のようでした。
僕は一応はコーチなのであまり派手に打ってはいけないことになっていましたので、控えめにプレーしていました。しかし、そのクマゴローさんが「○○ちゃん(思いっきり間違えてました)、本気でやってよ本気で」と言うのです。
ようし、それならばちょっとばかり頑張ってみましょうと本気になって打ち始めました。すると初めは「そうだよ、そのくらい打ってくれないとつまんないよ」なんて言ってニコニコしていた熊ちゃんでしたが、やがて顔つきが変わってきました。そして彼がサービスを打ってネットに走りファーストボレーを気持ちよく打ち、さらに前に詰めたその頭上へトップスピンロブをお見舞いしたとき熊さんの顔から血の気が引いてしまいました。
そして僕たちが勝って終わったあとに、ネット際で握手した際にちょっと恐い顔して睨みながら

そのあとしばらくしてから、そのクマゴローさんが有名な作家であることを知りました。僕もそのころちょうど読んでいた「○○○ボーイの○○」というやたらにオ○ン○ということばが頻出する本の著者だったのです。それとその頃はかなりテニスに夢中だったようでいろいろと他にもテニスに関する記事やテレビ出演などもあり驚きました。
あのクマゴローさんがあの超有名な作家先生だったとは!

だけど、ぼくにはどうみても「限りなく肥満に近いブリュウ」にしか見えなかったけどな

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